『ふくい温暖化クライシス ボードゲーム』

あと20分で福井が滅亡!?

みんなで協力しながら楽しくSDGsを学べるボードゲームです

※動画を再生すると音が出ます

ボードゲームに慣れた方、又は、よりスリリングな展開を求めている方は、最初から次の設定で遊ぶと、より手ごたえのあるゲーム展開を楽しめます。

準備
「温暖化サイコロ表」の「4」のマスにもキューブを置き、難易度を「かんたん」(つまり、滅亡マーカーを+2します)でゲームを開始してください。序盤からガンガン気温が上昇していきます。それでも物足りない方は、「ふつう」や「むずかしい」で遊んでみてください。

News

概要

 「ふくい温暖化クライシスボードゲーム」は、地球温暖化の危機を全員で一丸となって解決する、協力型のボードゲームです。

 各プレイヤーは福井県の市や町の「温暖化対策リーダー」となり、福井県の地図を模したゲームボード上で自分のコマを移動しながらSDGsアクション(アイデア)を2つ集めることで担当する市町の課題を解決します。

 しかし、一人だけで解決しようとすると時間がかかり、刻一刻と上がってゆく温暖化進行ゲージによって福井は滅亡してしまうでしょう。解決のカギは「協力」です。
 果たしてあなたの行動は、福井滅亡を止めることができるでしょうか。

 学校や地域のイベントでの活用だけでなく、ご家庭での遊びやすさも重視し、家族や友人と繰り返し楽しむことができるようにデザインしました。
 個々人の勝ち負けがない為、一緒に遊んだみんなが仲良くなれる楽しいボードゲームです。

特徴

紹介2

木のぬくもりのある、色とりどりの恐竜型の駒を動かし、様々なSDGsアクションカードを集めます。子ども(10歳以上)や大人が楽しく地球温暖化について親しめることを目的に作られました。

紹介1

様々なボードゲーム制作の実績がある、県内のボードゲーム制作グループ「ちゃがちゃがゲームズ」がゲームのコアを考案し、多くの方と協力して遊びやすく調整を重ねています。

紹介4

カードでは「身近でできるSDGs活動」を紹介。カードイラストは福井県内の福祉施設で働くイラストレーターの方にお願いしています。

紹介3

福井県内の実際の地理に即したマップ上を移動することで、福井県をより身近に感じることができます。

紹介4

誰でも遊びやすくする為に、読みやすいUDフォントを使用しています。また、カードやタイルの色には明確な形や模様を付け、色弱の方にも遊びやすいように配慮しています。

紹介4

福井県内の様々な企業から参加した有志(福井未来人材育成プロジェクト)と共に作り上げました。

ルール

ゲーム全体像

全員で協力して課題を解決する「協力型ボードゲーム」です。ゲーム進行役は不要で、一度ルールを覚えれば子ども同士でも遊ぶことができます。1ゲーム20分で終わります。

5つの課題を解決する画像

ゲームの目的は、刻一刻と上がり続ける温暖化進行ゲージが上がりきる前に、プレイヤー全員で5つの課題を解決することです。

プレイヤーボードの画像

プレイヤーは一つの市町の担当者となり、その市町の抱えるSDGs課題を解決します。その為には課題に描かれた2つのSDGsアクションを集める必要があります。

SDGsアクションを集める画像

SDGsアクションは、対応するマークの場所へ移動すると集めることができます。但し、必要な2つのアクションのうち1つは、必ず他のプレイヤーから受け取る必要があります(知識の共有)。一人で抱えていては何も解決することはできません。

温暖化サイコロ

毎手番に1回、福井県の温暖化が進行する「温暖化進行サイコロ」を振ります。課題を放置していると、どんどん温暖化が進行してしまいます。温暖化進行ゲージが上がりきる前に課題を5つ達成しましょう。

SDGsイベント会場の画像

各地で開催されているSDGsイベントに参加することで、解決のためのSDGsアクションの選択肢を増やすことができます。みんなでよく話し合いながら解決を目指しましょう。

遊んだ方の声

「子どもたちと一緒に遊びましたが、子どもたちがSDGsに興味を持ち、家族でSDGsについて話すきっかけになりました。」

「2つのうち1つは相手から渡してもらわないといけない為、必ず協力する必要があるというルールがとてもよくできていて感心しました。」

「面白かった! うちの子どもも好きそう。家に持ち帰って遊んでみたい。」

「親しみのあるイラストがかわいいです。サイコロを振る時や、課題解決時にハイタッチしたりなど、毎回盛り上がりました。」

学習目的での遊び方

★このゲームを学校や地域イベント等の学習目的で遊ぶ際には、次の説明やルールを導入するとより効果的です。このページの「よくある質問と答え」も併せてお読みください。

プレイヤーの役割の説明
「あなたは市町村の温暖化対策リーダーとなって課題の解決に取り組みます」と、プレイヤーの役割や立場を説明することで、参加者の立場を理解してもらい、より目的意識を高めてもらいます。
場にあるSDGsアクションカードの意味の説明
「場に表向きで並んでいるアクションカードは、今県内にある課題解決の知識(アイディア)です。最初は5つしか知識がありません」と説明します。これにより、知識を増やしていかなければ課題が解決できないことをよりテーマに結びつけて理解してもらうことができます。 「SDGsイベント」への参加によって県内に知識が増える理由も、この説明で理解できるようになります。
タテ向きで所有しているSDGsアクションカードの意味の説明
「タテ向きで所有しているアクションカードは、あなたが経験した知識を表しています。この知識は自分ひとりで抱え込んでいる状態で、ひとつ持つのが限界です」と説明します。タテのカードを持つことが何を意味しているのか理解することで、その後の共同作業の意味の理解につながります。
ヨコ向きで所有しているSDGsアクションカードの意味
「ヨコ向きで所有しているアクションカードは、あなたがSDGs活動を他の人と共同で行うことで共有された知識を表しています。他人と共有された知識はいくつでも持つことができます」と説明します。タテとヨコの意味の違いを理解することで、より行動にリアリティを感じることができるようになります
課題の達成時の「宣言」
課題の達成を行った時、手元にある2枚のアクションカードについて全員に見せ、「私はマルチタップを活用したり、緑のカーテンを育てたりしました」と宣言してもらうようにします。そうすることで、よりカードの内容に意識を向けてもらうことができます。また、達成したカードは捨て札置き場ではなく手元に置き、ゲーム終了時の振り返りに使ってもらうようにします。「SDGsイベント」の「小さな達成」も、同様に宣言を行います。

よくある質問と答え

はい、できます。「行動」の順序は自由です。SDGs活動をしてから移動し、課題の解決を行うこともできます。ただし、1手番に1回の移動しかできません。つまり、1歩でも動いた後にSDGs活動を行ったら、もうそれ以上移動はできません。
いいえ、できません。他のプレイヤーに渡せるのは、タテ向きで持っているカードのみです。タテ向きのカードは「自分だけが知っているアイディア(知識)」を表しています。他のプレイヤーと共同作業をすることで知識を伝えていくことができます。
いいえ、できません。他プレイヤーから受け取ったカードは、「既にアイディア(知識)を共有した」という意味になる為、それ以上他のプレイヤーへ共有することができず、自分自身の課題解決以外には使うことができません。使わないカードを受け取らないよう、受け取る前に他プレイヤーとよく話し合って行動することをお勧めします。
いいえ、できません。タテ向きのカードを持っている場合、SDGs活動を行うことはできません。一人で抱え込んでいても、何も解決することはできないようになっています。
他のプレイヤーと共同作業を行いカードをヨコ向きで渡したり、又はヨコ向きで受け取って課題を解決することで、プレイヤーは新しいSDGs活動を行うことができるようになります。
5人プレイ時には、それ以上課題を解決する必要がない為、他プレイヤーの手伝いをしてあげてください。SDGsイベント会場へ向かうのも良いでしょう。
4人以下でのプレイ時には、合計5枚の課題を解決できるようになるまで、新しい課題タイルと市町村タイルを引いて、それを新しい課題としてください。
解決済と未解決の課題タイルが既に5枚出ている場合には、それ以上新しい課題を引くことはできません(これは、1人1つは必ず課題を解決してもらう為です)。
はい、できます。手番では、移動を行うことも行わないことも自由です。ただし、1手番に1回の移動しかできません。

制作チーム

  • ゲーム制作
  • カードイラスト
    • Yu.n-a
    • nagi-nu
    • るぴえ
    • レト
    • Hikaru
  • 全体調整
    • 福井県未来創造部未来戦略課 北川愛子
    • 福井県未来創造部未来戦略課 柳川千尋
  • パッケージイラスト・DTP
    • 井上 磨
  • 動画制作
    • ひみつり
  • 製造・販売
    • 株式会社アル・デザインワークス